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ユーザ車検に挑戦

1999/10/26(火) 午後 晴れ 走行距離: 43,468km 多摩 自動車検査登録事務所

  1. はじめに

    GSX-Rも納車してはや一年。納車したときに1年残っていた車検も、あと数日で有効期間の満了をむかえる。バイク屋にいっさい任せてしまえば安心なんだが、できれば余計な出費は抑えたい。自分でできることはやりたい。というわけでかねてよりやってみたかったユーザ車検に挑戦。

    現在の登録は多摩になってる。とりあえず手始めにWebで情報収集。過去に同じ多摩で受けた人がいるだろうからそいつを調べて参考にしようと。そういう魂胆。便利な世の中になったもんです。非常に詳しいページがあったのでとても助かった。今回はそのページの内容を網羅する形で体験記をまとめたいと思う。

  2. 必要なもの

    継続検査に必要なものは次のとおり。

    • 今の車検証
    • 自賠責保険証
      今まで持ってたやつと、これから有効になるやつの両方が必要。なじみのバイク屋なんかで加入しておく。24ヶ月 22,900円。どたんばで車検場の近くでもって入ることもできる。
    • 納税証明書
      毎年春先に送られてくる、軽自動車税の納税証明書。無い場合は市役所等で発行してもらえるらしい。
    • 印鑑
    • 定期点検整備記録簿
      過去の点検整備の記録。定期的な点検整備は義務なので、ちゃんとやっていれば記録があるはず...。とはいえ持ってないよな普通。実は 車検場近くのアヤシげな店 Photoで購入可能。160円。でもこれについては...(後述)。
    • クリップボード
      これがあると書類を狭んでおけるので便利。たぶんあったほうがよい。

  3. 予約、下見、書類作成

    車検を受けるには事前に予約が必要である。多摩の場合、自動応答のテレホンサービスによって、翌週の車検の予約ができるようになっている。ので、自分が受けたい週の前の週に電話して予約すべし。番号は 0425-23-0202 (変更されるかもしれないので注意)。無事に予約ができると機械が5ケタの予約番号を言うので、それをメモっておく。

    で当日トラブったりしないよう、できれば事前に下見に行くのが吉(時間的になかなか難しいかと思われるが)。場所を把握し、車検場に行くまでにかかる時間をチェック。で、このときに必要な書類も買ってきてしまう。事前におちついて記入をしておけば当日焦らずにすむ。書類は敷地内の 陸運賛助会 Photoという建物で購入できる。30円。30円キッチリとるところがエラい。

    必要な書類とは3枚あって

    • 継続検査申請書
      自動車登録番号の欄にナンバーを記入。車体番号の欄に車体番号の下7ケタを記入。アルファベットを含む場合はその下をマーク。たとえば「GV73A-123456」の場合は「A123456」をマスの中に記入し、Aの下の枠をマークする。以上はエンピツで記入のこと。
      あとはボールペンで名前、住所、日付を記入し、印鑑を押す。印鑑が必要なのはここだけらしい。事前に記入して捺印しておけば当日持っていく必要はないが、書類の不備があるかもしれないので一応 持っていったほうがよかろう。
    • 自動車重量税納付書
      提出日、名前、住所、ナンバー、有効期間(2年)、区分 など記入。のちに重量税の印紙を貼る。
    • 自動車検査票
      検査の結果などを記録していく紙。表はとりあえず「継続」に○。ナンバー、原動機形式、車体番号、住所、氏名を記入。こいつにもあとで検査手数料の印紙を貼る。で裏返すと車両に関する情報を記入する欄がある。これについては現在の車検証を見ながら記入する。車検証にないものはとばしてかまわない(たぶん)。

    あと書類に貼る印紙を購入。重量税の5,000円分と検査手数料の1,400円分を買う。

  4. 点検・整備

    普段からいろいろやってる人は全然問題ないと思われる。とりあえず洗車して、各部のガタや緩み、オイルやフルード類のにじみ等をチェック。タイヤの溝と空気圧、ブレーキパッドの残量、ブレーキ・クラッチ等のフルードの量、などを点検。レバー、ペダル等の遊びを調整。灯火類の動作をテスト。...これくらいでいいんじゃないだろか。あとは光軸ですかね。

    GSX-Rでいじってある、または気にすべき箇所はというとまずスクリーン。ノーマルでは装着されている縁のゴムがないのだ。いちおうこれはなければいけないらしい。本当はチューブを割いて貼ろうと思っていたのだが、当日まで忘れていたので なんとなくビニールテープでごまかす Photoことにした。
    あとはブレーキホースがステンメッシュになってて、エキゾーストがヨシムラになっている。あとウインカーがノーマル形状とは違い、実は球のワット数も異なる(点滅周期に影響する?)。他はいたってノーマル。多少元気なマフラーとかにしてる人はいちおう「車検OK」の証を持っていったほうがいいのかもしれない。というわけでメッシュホースのカードを持ち物に追加。

    これらについては後述するが、「全く」問題なかった。

  5. 車検当日

    さてここからは日記風に。ラッキーなことに快晴。こんな日は車検なんかやってないでツーリングにしたいもんだ。事前に下見していたので道やら時間やらは問題なし。予定どおり車検場に到着。いつもどおり 距離を Photo記録。車検場とは こんな雰囲気 Photo。今は午前の部が終わって昼休みらしい。閑散としている。まだ午後の部までには時間があるのでうろうろする。 場内 Photoはこんなかんじ。 受付時間 Photoはこんなかんじ。今回は午後にしてみたが、午前はショップの人やらでけっこう混雑している(らしい)ので、ユーザ車検は午後がおすすめ。実際かなり空いていたと思われる。

    検査の ライン Photoは4輪の建物の間に 挟まれるようにして Photoある。2輪は1本しかないのだ。

    さて。13時をまたずして場内が動きはじめた。おいおいもう始まっちゃってるよ。とりあえず 事務所 Photoの窓口へ。5番のあたりにユーザ車検専用の窓口がある。そこへ言ってユーザ車検であることと予約番号を伝える。で必要書類(旧車検証、新旧自賠責、納税証明書、3枚の書類)を渡してチェックしてもらう。すると納税の確認をとってくるよう指示される。

    納税確認は車検場の外の これまたアヤシげな建物 Photoで行われる。確認といっても単にハンコをぺしと押されるだけ。なんなんだいったい。なんで敷地の外にあるんだー。

    再びユーザ車検の窓口に戻って書類を渡す。誤りがなければ印紙を貼る。ここで受付の一言。「アトで点検やるんだよね?」 え? そうか。記録簿を出さなかったから、やってないことになってるらしい。実はいちおう点検らしきことをやって、購入した記録簿に書いてきてはあったのだが、なんか今から出すのは面倒になったので「ハイ!」と答えてしまった...。てなわけで記録簿はかならずしも必要ではないらしい。自信をもって「やる」と言えばOK。こんなんでいいのかな...。でもまー受付はこれでおしまい。
    いよいよライン検査の開始。場内はノーヘルでもいいことになってるらしい(ほんとか?)。誰も被っていないのでそれに倣う。だってメット被ってると検査官の指示が聞こえないんだもーん。

    1. 入口にて

      ラインの入口は事務所とは反対側なのでそっちに回る。入口にいくとツナギ姿のニーちゃんがやってくるので書類をわたす。まずは車体番号の確認。続いて灯火類などの検査が行われる。エンジンかけてヘッドライト点灯。ハイビームへ切替、ホーンならしてウインカー。うしろにまわってウインカー。前ブレーキ、後ブレーキでランプのチェック。これでおしまい。よく聞く、「キャリパーをハンマーでコンコン」はなかった。あとスクリーンとかメッシュホースとかマフラーとかウインカーの形がどうとか、そういうのはなーんも言われなかった。ふーん。てことはかなりウルサいマフラーでも「車検対応です!」って言えば問題ない気がする...。音を測定するわけでもないし。どうなんだろ。まいいや。
      続いてラインを通すよう指示される。

    2. スピードメータ検査

      まずはスピードメータの検査。ラインの最初に、スピードをどこから検出しているか(前輪 / 後輪)、ヘッドライトは1灯式か2灯式かを選択するパネルがあるので、該当するボタンを押す。あとは電光掲示の指示に従う。「前輪をテスタに乗せる」「スピードメータ検査」「ギアを[N]に」「フットスイッチを踏む」すると機械ががちゃがちゃ動いてバイクの位置を修正する。で前輪の下のドラムが回転しはじめる。「40kmでスイッチをはなす」と出るのでそのように。「スピードメータ検査[○]」 おおー。しばらくするとドラムが止まるのでそれまで待つ。

    3. 前後ブレーキ検査

      次にブレーキ。まず前から。「前輪ブレーキ検査」「フットスイッチを踏む」ここでいうフットスイッチとはスピードのときのじゃなくて、同じく左側にある細い黄色いやつ。これがわかんなくて最初焦った。「ブレーキをはなす」するとドラムがまわりだす(ようなかんじがした...)。「前後輪ブレーキ操作」ここで普通に前後のブレーキをかける。「前輪ブレーキ検査[○]」よしよし。次は後輪。「後輪ブレーキ検査」「後輪をテスタに乗せる」ギアを入れ前進して、後輪がテスタの上に来るようにする。「フットスイッチを踏む」これも左にある黄色いやつ。「ギアを[N]に」「ブレーキをはなす」同じくドラムが回転する。「前後輪ブレーキ操作」それ。「後輪ブレーキ検査[○]」 よっしゃー。つぎつぎ〜♪

    4. 光軸検査

      最後はもっとも良く落とされると聞く光軸。「停止線まで前進する」このとき停止線がよくわからなくて検査器の外に出てしまった。いかんいかん。後ずさり。「ヘッドライト検査」「ギアを[N]に」「ハイビームにする」「フットスイッチを踏む」「検査中...」 このときに問題発覚。実はラインに入るときに例のパネルの操作を忘れていたらしく、設定は1灯式になっていたようだ。そういえばボタンを押したおぼえがない...。検査器がパニクってる。こちらもパニクってると後から「右のライトを手でかくしてみてくれるー」と指示が飛ぶ。ほほう。やってみるとセンサーが右往左往。「やりなおし」なにー。「ヘッドライト検査」「ハイビームにする」「フットスイッチを踏む」「検査中...」ういーんういーん。「ヘッドライト検査[○]」おおっ。なんだかなんとな〜く○が出てしまった...。

    5. 検査票へ記録

      「前進して記録する」との表示が出るのでギアを入れて前進。バイクからおりて検査票を妙なかっこした機械に食わせる。「がちょん」と音がしてハンコが押される。めでたしめでたし。

    6. 検査票を検査官に提出

      記録が終ったらラインから出て、適当にバイクを置く。で2輪のラインのすぐ左側の4輪のラインの出口にある、ほったて小屋のようなところへ行く。中に検査官がいるので書類を渡す。ここでまたまた問題発覚。どうもきちんと記録がなされていないらしい。全ての検査に合格すると検査票に3つハンコがならぶのだが、たしかに1つしかない。全然めでたくなーい。というわけでスピードメータとブレーキをやりなおし。なんでだー。聞けば前の検査の残骸が残っていると、たまにこういうことが起きるんだそうだ。なにせ午後最初の検査だったからなー。しくしく。

    7. なぜか再検査

      というわけで再び入口へ。再検査であることを言う。再検査の場合は例のパネルを操作し、更に下のほうにある該当する検査のボタンを押す。これで合格したやつはやらずにすむってわけだ。今回は「スピードメータ」と「ブレーキ」のボタンを押す。でさっきと同じように再検査。今度は無事合格し、ちゃんと記録された。再び小屋の検査官に提出し、でかいハンコをペタペタついてもらって検査終了。

    やれやれ。検査開始から約30分。 無事終了 Photo。再検査がなければ半分で済んでいたものを。くそー。まいいや。ベタベタハンコをおされまくった書類一式を持って最初の窓口へ。いろいろまとめて返してくれるのですぐ右の窓口に提出。すると新しい車検証がプリントアウトされる。ナンバーに貼るシールと一緒に受け取って、これで全て終了。バンザーイ。

  6. まとめ

    車検がとれたのがうれしくてそのまま 奥多摩 Photoへ。ぐるぐるっと回ってかえってきたのであった。

    まとめると、かかった費用は自賠責と印紙代、書類代の合計で 29,490円也。金額としては安く見えるけど、手間と時間を考えると単に金額の問題ではない気がする。

    感想はというと、最初だったのでいろいろトチったが、無事に新しい車検証がもらえたのでヨシとしよう、といったカンジ。検査自体は「慣れれば簡単」といえる。従来の車検がどのようなものか知らないのでなんとも言えんのだが、なんというか大部分がそれこそユーザにまかされている、といったかんじ。車検が通ったからといって安心しているとシッペがえしを食うぞと。それにしてもかなり形骸化してるなーとの印象を持った。なんとなく「車検」というとすごく厳しいものを想像してしまうだけに...。

    たまに「登録事務所の人間はユーザ車検の人に対して冷たい」などと聞くが、特別そのようなことはなかった。専用の窓口があるし、もたついてるとちゃんと教えてくれる。今回の再検査のようにイレギュラーな状況でも、面倒くさそうな態度はなかった(そういやほったて小屋のおっさんだけ、ちょっと無愛想だったな...)。ただ検査を受けるという立場上、こちらもある程度の下調べはしておきたいもんである。ユーザ車検の為の書籍も出ているようなので、不安な人は一読してから行くとか。あとはこういう体験記みたいなものを参考にするとか、可能なら経験者に一緒についてきてもらうのがよかろう。

    時間に余裕があるなら一度やってみるのはいいと思う。がしかし。いくら整備してるといっても所詮は素人。バイク屋じゃないとわからないような故障がないとは言えない。いきつけのバイク屋があって、ちょっとした出費で安心して任せられるならそっちほうがいい場合もある。ユーザ車検をやる人は自分の手におえない不具合に対して常に敏感でなければいけない、と思う。そういうときは迷わずプロの手にまかせましょう。


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