FISCO #5
先週の単独走行に続いて5度目。毎週FISCOに来てますな。今回はちょっと試したいことがあった関係で、前日の夜興奮して眠れなかった。もし予想が当たっていてそれを実践できれば、かなりタイムが縮むはず。そう考えたら眠れなくなりました。未だ小学生。遠足の前日は眠れない。
今日はサイドカーの走行枠があるということで、ちょっと興味があったので走行開始の時間前にFISCOに到着。早めだったので環八の渋滞にも遭わずにすんだ。FISCOの日は早起きが基本かな。それにしてもサイドカーってどうなんでしょう。
いざFISCOに着いてみると、信じられないくらいの台数が集まっていた。まるで冬眠から覚めた動物が餌場に群がるように。こりゃぁ、今日はクラス分けがあるかもしれないなー、と思っていたら、案の定分割されてしまって、結局30分しか走ることができなかった(走行枠が拡張されたのでそれ以上走ることもできたのだが、今日は以下に述べる事情により、追加して走る気がしなかった)。
さてさてコースイン。クラス分けされたにもかかわらず、今までで一番走行台数が多いように思われる。ピットで一時待機してからコースイン。例によって箇条書にて。
- ↑まずは本日の成果から。最近は走るごとに遅くなって、ベストで2分25秒がやっとという為体(ていたらく)であった。それが10秒縮まって、ベストは2分15秒。ただし、ストップウォッチを手で押して計測したタイムです。やっぱ嬉しいですねー。これだからやめられない。
- ↑yukitaさんから貰ったBT-56SSはなかなか良好。ブリジストンの傾向なんだと思うけど、どろどろに溶けてベターっと地面に張りつく感じが頼もしかった。暖かくて路面温度が高かった、ていうのもあるけど。今のペースだとこういう感蝕のほうが信頼感がある。もうちょっとペースがあがると、ベタベタしてるほうが逆にグリップ「感」が減るらしいが。リアは標準サイズの170より1サイズ太い180。だけどBSのタイヤは180とかいっても実際は178mmくらいしかなかったりするので、見た目にもあんまり変わらない。倒す感じも抵抗ありません。FISCOでは180で丁度いいのかもしれない。
- 今回の作戦は以下のとおり。最終的にどの要素が効いてタイムに結びついたか微妙だけれども、↑いずれも良い方向に働いたと思う。しつこいけど独り善がりの自己満足なので、くれぐれも笑いながら読んでください。
- [ 左に曲がるとき、右手でハンドルを引っぱらない。]
- こないだfujiiさんと走ったとき、「なんとなく外側の腕が窮屈そうだよね」と言われた。更めて見直してみると、特に左に曲るとき、右手でハンドルを引っ張っていた。ハンドルからは完全に力が抜けていると思っていただけに、けっこうショックだった。普通にワインディングを走るときも、どうも左に曲りづらいと思っていた。それは過去に左コーナーでコケたのが原因だと勝手に思っていた。実際は単に力が抜けていないだけであった。これに気付いた後は、意識的に右手で引っ張らないようにしてみた。すると随分楽に左に曲れるようになった。左は常に怖いので、これはかなり大きな改善点だと思う。
- [ 目線を遠くに。]
- これは前から知識としては知っていたことだけれども、なんだかんだ言ってできてなかった。これに気付いたのは、自分で撮影したeggyムービーを眺めていて、「そういえば各コーナーで、記憶にあるシーンはどれもいわゆるコーナーのクリップ付近しかないなー」と思ったのがきっかけ。スピードに慣れてなくて怖いという感覚から、どーしてもバイクを倒すポイントの路面が気になって仕方なかった。これ自体が間違いなんじゃないかと後で気が付くのだが。とにかくコーナーの先を見たほうが、路面の状態がどうこうということを気にしなくて済む(気がする)。
- [ ロール軸を意識する。]
- バイクを倒すポイントに影響するのがこれ。「ロール軸」というものも、知識としては知っていた。バイクにはロール軸というものがあって(フォークに直交し、リアタイヤの接地点と交わる軸)、倒れるときはその軸を中心にして倒れるのだと。感覚としてはフロントタイヤが一旦外に出て、その間にハンドルが切れ、その後曲る。
知ってはいたのに、何故かそれを軽視していた。バイクとは、タイヤが路面に接地してる点を結ぶ、路面に並行な軸で倒れるものだと、「勝手に思い込んでいた」。なんでかわからんけど。それを意識してしまうと、ロール軸を中心とした動作を結果的に邪魔することになる。力を抜かなきゃ曲がらないということを知っているのに、ロール軸を無視した倒し方では、力を加えずに曲げることができないのだ。これをやめ、バイクを倒すときはロール軸を意識するようにした。意識すれば、それなりに軸というものを感じられる。そういう倒し方のほうが、圧倒的に楽にバイクを倒せるのだ。しかも妙な不安感がない。微妙な表現だが、「倒す」のではなく、「回転する」感覚。飛行機みたいに、まさにロールする感覚(?)。
総合すると、(1)ブレーキングでロール軸を下げ、(2)ロール軸を中心に丁寧に回転し、(3)自分がそのまま下に降りるような感じでローリング完了、(4)後はそのまま曲がるだけ。この場合、バイクを倒す(ロールする)ポイントは、コーナーのかなり手前なんじゃないかという気がする。今までよりも、もっと早くバイクをロールさせ、安定してコーナーを通過する感じ。タイムだけを意識してとことん効率を重視したコーナリングではそうではないかもしれないが、ノーマルのバイクをサーキットで安定して楽しく走らせるには、上に書いたような走り方でいいような気がしてます。- [ 車体のジオメトリ(?)を前下りに。]
- これは上に書いたロール軸に影響する。以前reiさんに撮ってもらった写真を見るかぎり、なんとなく不自然にリアが下っているような気がしていた。現状でも既にフロント突き出し増し+プリロード抜き+リアプリロード増しというセッティング。つまりフロントを下げてリアを上げるかんじ。今回これをさらにもう少し強調してみた。フロントプリロードさらに抜き(トータルで標準+2mm)+リアプリロード増し(トータルで標準+4)+リア縮み減衰増し(今まで減らしていたので標準値に設定)+リア延び減衰抜き(トータルで標準値-2クリック)。まだまだうまくブレーキが掛けられないので、自然にロール軸が下がって楽に倒せるようにしたつもり。この結果、FISCOに向うまでの道中ですらかなりの変化を体感することができた。この場合方向性としてフロントフォークのキャスター角が減り、軽快なかんじになると思うのだが、まさにそのとおりの結果となった。自然にバイクが倒れてインにタイヤが向く感覚。yukitaさんとタイヤを交換したのが効いたのかと思ったが(たぶんそれも十分効いてると思うが)、実際にサスの調整をしたのは土曜に家に帰ってからなので、タイヤだけの影響ではないと思う。とにかく調整の結果がよい方向に向いたのは確か。
ここまでやってしっくりくるということは、逆にリアのスプリングがかなりヘタっているということか?今現在かなりプリロードを掛けた状態でようやく納車時の足着きと同じくらいだし。17,000kmくらいでそんなにヘタるもんかなぁ。- [ ヒザスリを意識しない。]
- まーサーキットを走るうえでどうしても意識しますよね。なんだかんだ言って。ところが、そればかりを意識していかにして体をオフセットするか、いかにしてバンク角を増やすかということばかり考えてると、結局コーナリングがチグハグになってうまくいかない。バンク角とかオフセット量というのは、コーナリングスピードに釣りあって増加するものであって、必要なければ必要ないはずなのだ(?)。
てなわけで今回はこれを無視して、落ち着いて必要な姿勢をとることに集中した。余計なことを考える必要がなくなって、これはこれでよかったと思う。実は地面とコンニチワしそうなシーンもいくつかあったのですが、「ここで無理すると絶対コケル...」ということをわりと冷静に考えた末、今回はあえてヤメました。守り重視で。以上、例によってゴタクが多いけれども、今のところこんなかんじです。お願いだから「そんなのアタリマエじゃん」というツッコミはしないでください(懇願)。
これだけでは単なるウンチクで終ってしまうので、前回に続いて少しても雰囲気を伝えられるネタを披露。
まずはニアミスシリーズ。
2コーナーにて。
100Rにて。
1コーナーにて。
最終コーナーにて。3つめと4つめは「そりゃないでしょう」て感じもしますが、だんだん距離というものがわかってきたのでそれほど気にしなくなりました。
お次は一緒に走ったみなさんの勇姿を。
最終コーナーのyukitaさん。なにやら集団を引率してます。本人は「ひょっとして俺ってジャマ...?」と気にしてましたが、僕はむしろ「丁度集団を抜けたときに僕と遭遇してるんじゃ」と思います。あるいはメインターゲットとしてロックオンされてるか。次は
2コーナーのkomonさん。さらに
300Rを駆け抜けるkomonさん。かっこいいですなー。続いて
1コーナーに突入するマロンさん。
サントリーに突入するマロンさん。それにしても速い...。
最後は自分の姿を。
ストレートエンドでギア抜けてみたり、
Bコーナーでグラベル走りそうになったり、
終了間際にフロントが不自然に滑ってみたり。ヘタクソですなぁ。ギアが抜けたやつなんて、かなりアワテテるのがわかります。1度でもFISCOを走ったことがある人ならわかると思いますが、減速時にはエンジンブレーキもアテにしているわけで、特に1コーナーに向うときにギアが抜けるってのはかなりの恐怖です...(実際にはそこまでセッパつまってないんだけど)。
んで、これが2分15秒のラップですが(ファイルがでかくてスミマセン)、いったいどこが良かったのかよくわかりません。eggyの時間からしてもこのラップがベストなのは間違いないはずですが、やはりBコーナーでミスったりしてて全然イケてません。逆に考えれば、まだまだタイムを削れるということに(超ポジティブ)。
とにかく今回は楽しかったです。5回目にしてようやく楽しんで走ることができました。ベストを更新したので、30分しか走れなかったのにかなり満足でした。次回の課題としては「今回と同じことを、意識せずにやること」。何も考えずに2分15秒で走れないことにはタイムを削るのはムリではないかと。「前回と同じことをする」と思えば気分的にも楽だし。これで行くことにします。